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白髪染め液のパッチテストを行い､必要なものを揃えたら､いよいよ白髪染めをはじめよう｡

まず初めは､コールドクリームを塗布して皮膚を保護する｡
おでこやもみあげ､耳の裏､首すじ等の髪の生え際にガッツリと塗ろう｡

次に手袋をはめる｡
袖口は輪ゴムで固定しておいて欲しい｡
イヤーカバーも用意している人は忘れずに付けておこう｡
メガネを使用している人は､つるの部分にラップを巻いて汚れを防止しておこう｡
市販されている白髪染めには多種多様なタイプが在り､おのおの使用手順がちがうが､ここまではどのタイプにも共通する手順である｡

前髪からサイド部分は､ブラシの先で分け目を変えながら少しずつ塗布していくるのだ｡
分け目部分は両側を丁寧に塗ろう｡

後頭部やえり足は､ムラにならないよう注意が必要である｡
耳の後ろやえり足は､髪の毛を持ち上げながらクリームをたっぷり使用して塗ろう｡

色移り防止の為､シャンプーは2回丁寧に行うべきだ｡
力を入れてゴシゴシ洗浄すると髪を傷めて色落ちしやすくなる｡
指のはらを使用して頭皮をマッサージするように優しく洗浄していこう｡

シャンプーの後はヘアカラー専用のコンディショナーやトリートメントを行うべきだ｡
白髪染めは､髪をアルカリ性にしてキューティクルに隙間をつくり､そこから染料を髪の内部まで浸透させる｡
白髪染めの直後は､シャンプーとコンディショナーで髪を弱酸性に戻し､キューティクルがはがれないようにケアする事が肝心であるためである｡

白髪ぼかしなら染料の量もおおくはない量で良いものであるし､5から10分で出きるので髪への負担を少なくする事が出きる｡
時間がないケースの場合でも気楽に実践する事が出きるので喜ばしいものである｡

白髪ぼかしは染料のアレンジが必要な為､自身で実践する事はむずかしいものである｡
理容店や美容院でオーダーしてみるべきだ｡
店に拠っては行っていないところもある為､事前に確認しておくと良いものである｡

髪全体を染めたい方やロングヘアの方､ガッツリ染めたい方は､髪に馴染みやすい液体タイプの白髪染めが良いものである｡
ボトルにクシを付けるタイプなら気楽に使用する事が出きるが､白髪の気に成る分け目や根元部分を重点的に染めたい､と云う方は､ノズルタイプがお勧めである｡
ノズルタイプの白髪染めはちょっと難しそう･･････とおもう方もいるかとおもうが､ポイントを押さえれば誰でも簡単に実践する事が出きる｡

初めて白髪染めを実践する方や久しぶりに染める人は､まず初めは全体染めから実践する｡
髪は1ヶ月で約1から1.5cmレベル伸長する｡
全体染めを行ってから髪の根元部分の白髪が目立ちはじめる約1ヶ月を水準にして､染め直すようにしよう｡

髪への痛手を低減する為､染め直しは髪全体ではなく根元の部分だけ行うべきだ｡
根元だけ染める方法は[リタッチ]と呼称されている｡
全体に染めるよりも薬剤の量が少なく済む為､経済的にも喜ばしいものである｡

髪の根元に液を塗布する｡
生え際のラインに沿って､ノズルをシフトさせて塗ろう｡
ボトルをもつ逆の手で髪になじませていくるのだ｡
指で根元から毛先へと優しくのばしよう｡

前髪からサイド部分は､ノズルの先端で分け目を変えて塗布していくるのだ｡
分け目のラインに沿ってノズルをシフトさせて塗ろう｡
襟足と耳の後ろは髪を持ち上げて丁寧に塗布していくるのだ｡
指でガッツリと髪になじませて欲しい｡

むずかしいカラーテクニックで染める事が出きるのも美容院の長所である｡
部分的に明るい色を入れて立体感を出す[ハイライト]や､髪の先端だけを明るくする[ティッピング]､毛束をとって髪にすじを入れて染めていく[ウィービング]､また部分的に暗い色を入れて落ち着いた印象をあたえる[ローライト]も素敵である｡
白髪を隠すだけではなく､白髪染めでイメージアップしてみるべきだ｡
気楽と対話してみて欲しい｡

白髪染めと云うと､刺激がつよい､髪や肌に負担がかかりそう･･････等と懸念に実感する人もいるかとおもうが､自然由来の白髪染め[ヘナ]を試してみてはどうだろう｡

ヘナは､インドや中近東等にある植物で､紀元前から染料として使用されていたものである｡
葉に含有されている[ローソニア]と呼称される色素が蛋白(たんぱく)質と結合し､髪や爪等を染める事が出きるのである｡
インドでは女性の額に付ける赤い印にもヘナが使用されている｡
また､薬草しても古くから使用されている｡
ヘナの色素はオレンジ色をしている為､白髪を黒く染める事は出きないのであるが､髪に優しい成分で白髪を目立たなくする事が出きれば喜ばしいものである｡

ヘナの良い点として､トリートメント効果も待望出きると云う点が有る｡
ヘナの色素が蛋白(たんぱく)質と結合する時､髪の表面に薄い膜を作成する｡
この膜が髪の水分をキープする働きをしてくれるのである｡
紫外線から髪を守る働きも在り､ヘナを使いつづけていると髪にコシやハリがでて､クセ毛も改善されると云われている｡

リタッチの方法は簡単である｡
まず初めは白髪の目立つ根元部分に染料を塗布する｡
指定時間の間放置したら､髪全体に染料を軽くなじませて再度放置し､最後にシャンプーで綺麗に洗い流せば完結である｡

近頃では30代の方でもストレスという心理的負荷や食生活等が原因で白髪が生えてくる人も少なくないのだ｡
若いうちから白髪染めを使用する事には少し抵抗を実感するかも知れないが､近頃の白髪染めでは､お洒落染めのように明るい色に仕上げるものもおおく為っている｡
白髪の生え方には個人差が有る｡
年齢は考えず､白髪の量や生え方に応じて､より綺麗な髪色に仕上げる事が出きる方を選ぼう｡